フルートの音色を豊かにする

こんにちは。
今日はこちらから投稿いたします。
先週、素晴らしいフルート奏者マチュー・デフォーのリサイタルに行ったと色々な所で言っていますが、そのメインプログラムだったのが、フランクのヴァイオリンソナタイ長調でした。
もともとはヴァイオリンソナタですが、今はフルートや、他の楽器で演奏することもメジャーです。それだけ大人気のソナタなわけで私も大好きな曲です。

先日のリサイタルは、本当に素晴らしくて、早速自分でもさらい出したのですが、デュフォーは、こんな音を出していたな、こんな息の入れ方してたな、こんな体の動きをしていたなと、思い出しながらさらう作業はとても刺激的です。

ただ、やっぱりヴァイオリンのソナタをフルートでやるのは、技術的には問題ない(と思う)のですが、もっと根本的な所、1番は音色だと思います。太くて豊かな音色。柔軟な音色。強靭な音色。いわゆる「フルートらしい音色」ではない音色も必要です。ヴァイオリンやピアノのような、、
次にブレスコントロールも。
長いフレーズを、フルートの弱点ともいえる「息が続かない」をそのまま露呈しないように、「息を長く続ける」かつ、音色を柔軟に変化させながら、ダイナミクスを大きく変えながら。
他にもあるかとは思いますが、すぐに出てくるのはこんな所です。

つまり、良くも悪くも「フルートらしさ」を超越すべく、挑戦するには、ヴァイオリンの作品は最適です。

挑戦することで、フルートの音色がもっと豊かになると思います。

ただ、超越できる人は本当に素晴らしい人だけなので、デュフォーは本当にすごいのです。

前述した理由で、人前で演奏、というのは、かなりのハイレベルなのですが、練習の教材として挑戦するのは大いに意義のあることですので、音色をもっと豊かにしたい、表現力をもっと磨きたい、という方には、ヴァイオリンの作品、お勧めです。


ツリーオブミュージックHIROYO's Ownd

ツリーオブミュージックは、フルート教室でもあり、私フルートのもがみやひろよが信頼する演奏家の皆さんとコンサートを開催したり、様々なイベントに呼んで頂いて、演奏に伺わせていただいたりしています。 コンセプトは「クラシック音楽を身近に!」 是非多くの方に興味を持っていただけたら嬉しいです。

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